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床フランジ
築年数の多い建物では、トイレの排水のトラブルが起こることがあります。
その中でも多いのが、便器と床との境目から排水が漏れてくるというトラブルです。
このトラブルは、便器のフランジが原因となっている場合がほとんどです。フランジとは、便器と床下につながる排水管との接合部にあるリング状の器具です。
この器具には、フランジパテという粘土のようなものがつけてあります。これによって、便器と排水管との隙間がピッタリと埋まるようになっているのです。フランジパテは、年月を経ていくうちに、徐々に固まって小さくなっていきます。固まると、隙間を埋めることができなくなる上、ヒビが入りやすくなります。この隙間が埋まっていない部分、またはヒビが入った部分から、排水が漏れてくるようになるわけです。
フランジパテの劣化が原因で起こるトラブルですから、それを交換すれば解消することができます。レンチでナットをゆるめたり、ビスをはずしたりして便器を持ち上げ、フランジを取りはずしてからフランジパテを交換するのです。フランジパテは、ホームセンターなどで数百円程度で販売されていますから、これは素人でもできる修理方法です。
しかし、事前に便器やタンクから水を抜いておかなければ、水浸しになってしまいます。また、ボルトが錆びて固まっていてはずせなかったり、新しいフランジパテにしても隙間が残ってしまったりすることもあるので、業者に任せる人も多いです。
便器のトラブルは、さまざまです。長年使用していることでの部品疲労。便器内部からの悪臭、便器に取付けられているウォシュレットの不具合などの要因によることなどがあります。重要なことは、どこが原因でトラブルが起きているのか見極めることが重要です。
東京23区内対応地域一覧（抜粋）
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