ユニットバスについて
ユニットバス(浴槽・洗面台・トイレが一体になったユニットの事)は、システムバスとも言われています。
工期短縮やコスト削減のメリットがあり、工場で作られたパーツを現場で組み立てて作るものですから、完成度が比較的高く、水漏れなどのトラブルが少ないのが特徴です。歴史的には、東京オリンピック開催に合わせてホテルが多く建設され、できるだけ工期を短くする方法を考え出して発案された工法なのです。このように、工期的に見ても現場で施工するバスに比べると、工場でパーツごとに集中で製造されるのですから、かなり工期短縮というメリットがあります。サイズは0、75坪、1坪、1、25坪のタイプがあります。これは、それぞれ、浴室の洗い場の面積が異なるというものです。また、一人暮らし用で、洗面、トイレ、風呂が一体化しているタイプのユニットバスもあります。ユニットバスは、工場でパーツが作られて、現場で組み立てということですので、パーツは大量生産された物が多いです。そのため、オリジナル製品ということに関しては制限があります。しかし、各住宅メーカの主力商品がユニットバスとなっていて、種類やグレードもかなり豊富になってます。選ぶのも大変なぐらいですから、既製品という感じではなくなってきているかもしれません。昔は、職人が各家の風呂場でタイルを張り浴槽や洗い場を作りましたが、現在は、各家の中でユニットバスが使われることが多くなってきています。家の2、3階にも風呂をつけることも多くなり、その場合、水漏れの心配のないユニットバスは安心だと言えます。各メーカーからデザインや清潔さに目を向けた商品が発売されてきていてユニットバスは引き続き風呂場に用いられていくと言えます。