散水栓の情報
戸建には、庭や駐車場にほとんどと言っていいほど散水栓が設置されています。
屋外での車の洗車、植物への水やり、庭の掃除などに用いることを目的に散水栓が設置されています。
散水栓を取付けるの方法として、立水栓を設置する方法と地面を掘削し設置する方法があります。埋設して散水栓を取付けるのには、土を掘り返して塩ビ管を埋めることが必要となります。この場合、寒冷地とそうでないところでは、工事の仕方が異なっています。北海道などの寒冷地では、地下70cm位掘削し凍結防止のための工事も必要となります。室内と違い暖房設備がない屋外ですと凍結による水道管破裂のリスクがありますから凍結防止工事は言うまでもなく大事なことです。
散水栓の種類ですが、立水栓では、公園の水栓のように水道管が立っていてそこに蛇口が付いているタイプの水栓があります。その場合、蛇口の下の部分が排水溝になっていて、砂やゴミが詰まりやすいので清掃を定期的に行わないといけません。立水栓の他に多いのが壁に取付けているタイプの蛇口です。これは、建売住宅などで多くみられるのですが設計段階から散水栓専用目的で設置されているもので、室内側に配管が埋め込まれています。蛇口は、カプラー付の物が多いです。カプラー付というのは、ゴムホースが取付けやすいように、少し細めの口になっていてゴムホースが外れにくいように滑り止めがついている蛇口です。ワンタッチでカプラー部がホース着脱できるものもあります。他の種類ですが、キー付になっている単水栓もあります。これは、野外に設置する散水栓に多く悪戯を防ぐために蛇口のハンドルレーバーが取外が出来るタイプの蛇口です。知らず知らずのうちに悪戯にあっていて思わぬ水道料金を請求されたら大変なので役立つアイテムです。また、マンションやアパートの共同水栓にもこのタイプが非常に多く使われています。