ファイバースコープ調査とは?
ファイバースコープ調査とは、目視が困難な台所、キッチン、風呂、洗面台、洗濯機のの排水溝や排水管内部の錆こぶや管内部の汚れの付着や接続部分の劣化などの状態を内視鏡(別名:ファイバースコープと言う。)を用いて、調査することを言います。配管やパイプなどあらゆる上下水道管のトラブルの原因を調査することができます。
調査方法は、直接レンズを覗くか、又は、ビデオカメラを接続してモニターに管内部の映像を映して観察します。
真っ暗な管内部を調査する時の光源は、外の制御装置側にあり、光ファイバーにより光を導いて、ファイバースコープの先端部のライト部から照射します。
ファイバースコープ調査は、目視できない管内の様子が目視確認でき、便利で特に近年の塩ビライニング鋼管(鉄管内面を塩化ビニルで覆った銅管)が使用されていない古い水道管などでは、管内が重度の腐食を起こしている場合も少なくなく、ファイバースコープ調査が必要になることもあります。
給水枝管などの埋設管に高い威力を発揮する内視鏡による検査ですが、使用上の条件下では調査が制限されたり、調査を行うにあたって準備が必要になってきます。
水が濁った状態では、画像から管内の様子を観察することができく、管の大きさが小さかったり、管内部が詰まりを起こしている状態では、先端のレンズをスムーズに挿入できなく、場合によっては、調査自体できないことも場合によっては起こます。ファイバースコープは挿入口が必要であるので一時的に断水しなければならず、水道管調査の場合は蛇口やメーターを外す必要があるなどの短所は、いくつかありますが、それらに問題がなければ管やパイプの調査を行う上では、ファイバースコープ調査は有効なものと言えます。